オルソケラトロジー
Orthokeratology角膜矯正治療
オルソケラトロジーとは特殊なデザインの高酸素透過性コンタクトレンズを用い、角膜の形状を矯正し、視力を回復させる角膜矯正療法のことです。初めてレンズを作製される方は予め電話でご予約してください。
※現在コンタクトをご使用の場合は、角膜の形状を戻すためにハードコンタクトで2週間、ソフトコンタクトで1週間のお時間がかかる場合があります。予めご了承ください。
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就寝前
就寝前にレンズを装着
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睡眠中
睡眠中に角膜が矯正される
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翌日
朝起床時にレンズを外し、
視力回復
オルソケラトロジー
のメリット
メガネやコンタクトレンズが煩わしい方へ
職業上メガネの使用が難しかったり、「時間がたつとゴロゴロする」「夕方になると充血しがち」等、コンタクトレンズの不快感から解放されたい方へ。裸眼でスポーツを楽しみたい方へ
野球・サッカー等のスポーツや、水泳・サーフィン・スキューバーダイビング等の水中のスポーツをされる方へ、裸眼で安全にスポーツを楽しめます。外科的手術のレーシック等に抵抗がある方へ
「手術なのでやはりこわい」「術後の感染症などが不安」という方へ。オルソケラトロジーなら、レンズの装用を中止すれば角膜は元の状態に戻りますので安心です。取り扱いは簡単
レンズの取り扱いは一般のハードコンタクトレンズと同様です。 また、夜間装用なので、日中装用のようにホコリやゴミなどが目に入ることもなく目への負担やレンズを破損・紛失するリスクも少なくなります。オルソケラトロジー
のデメリット
- 従来の昼間装用ハードコンタクトレンズと同じ合併症が起こる可能性があります。
- 視力が安定するまで見え方が変動することがあります。
- 夜間にまぶしかったり、にじんで見えたりする可能性があります。(ハロ・グレア)
オルソケラトロジー
の安全性
オルソケラトロジーは、アメリカで30年以上前から研究・施術され、現在、アメリカ・ヨーロッパ・アジアを中心に、世界各国で実施されております。レーシック等の外科的手術と異なり、レンズの装用を中止すれば、角膜の形状は元に戻ります。また、日中装用のコンタクトレンズとくらべても、夜間の装用なので、ほこり等が目に入ったりせず、レンズを紛失する心配も減るなど、快適にお使いいただくことができます。
治療の流れ
初診・カウンセリングのご予約
オルソケラトロジーの初診は、予め電話にてご予約が必要となります。初診(カウンセリング・検査・診察)
- 1.カウンセリング
- オルソケラトロジーを正しく理解していただくために、眼の構造から矯正方法までを、簡単にご説明いたします。また、オルソケラトロジーに関するご質問にお答えいたします。
- 2.検査
- 一般的な眼科検査と角膜形状解析検査を行います。
- 3.診察
- 検査後、眼科専門医による診察となります。診察時に疾患が発見された場合は、治療し、完治したところで再検査を行います。この診察時に、オルソケラトロジーの適応を判断いたします。オルソケラトロジーの適応と判断された場合は、ファーストトライアルレンズを決定します。
- 4.カウンセリング(診察後)
- 検査データをもとに、具体的な矯正法と注意事項等に関するご説明をいたします。不明な点や不安な事項をすべて取り除けるように、些細なことでもご質問ください。 ※診察によっては処方ができない症例もあることをご了承下さい。
- 5.テスト装用
- オルソケラトロジーを理解し、希望される患者さんにはトライアルレンズをテスト装用し検査します。テスト装用後、診察を行いフィッティングの確認と効果の度合いによって、処方レンズを決定します。
- 6.処方
- 処方を受けられる場合は、オルソケラトロジーレンズの取り扱い説明と装用練習を行います。取り扱いおよび装用が問題なく行えるようになりましたら、処方は終了です。
- 7.レンズ受け取り
- 東レブレスオーコレクトは、約3日後、クワトロは約2週間後にレンズを受け取りにご来院ください。 代金はレンズ受け取り時にお支払下さい。(※クレジットカードのお取り扱いは致しておりませんのでご了承ください。)処方後は衛生上、レンズの返却はお受けできませんのでご了承ください。
初期費用(処方料・レンズ代金が含まれます)
- 東レブレスオーコレクト
(日本製) -
- 両眼 130,000円(税込)
- 片眼 85,000円(税込)
- 再作成 45,000円(税込)/1枚
- 保証あり (保証内容については、来院時にご説明いたします)
- クワトロ(アメリカ製)
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- 両眼 110,000円(税込)
- 片眼 75,000円(税込)
- 再作成 35,000円(税込)/1枚
- 保証なし
Q&A
- レンズの扱いは難しくないですか?
- 多少注意を要しますが、基本的な扱いは通常のハードコンタクトレンズと変わりません。
- オルソケラトロジー治療はどんな人に向いていますか?
- スポーツをされている方、コンタクトレンズや眼鏡の装用が煩わしい方、職務上、または、資格取得のために裸眼視力が必要な方に適しています。
- レンズの寿命はどれくらい?
- レンズの寿命は通常の高酸素透過性ハードコンタクトレンズと同じくらいです。2~3年程度で交換が必要になります。定期検診をきちんと受け、医師やスタッフにレンズの状態を確認してもらい適切に使用するようにしてください。
- いろいろなケア用品があるけど、どれを使っても良いの?
- オルソケラトロジーのレンズは特殊なレンズですので、ケア用品は指定のものをご利用ください。詳しくは医師やスタッフにお問い合わせください。
- 寝ている時にレンズを着けても大丈夫?
- 角膜にとって酸素は必要不可欠です。角膜に充分な酸素が供給されなくなると、角膜を透明に保つはたらきを持つ角膜内皮細胞が傷つき減少していきます。減少すると、角膜は透明性を維持できず、次第に白く濁り、最悪の場合、視力障害を起こしてしまいます。 オルソケラトロジーで使用するレンズは、安全性の高い高酸素透過性のレンズ素材で作られており、装用したまま眠ることが認められています。また、角膜内皮細胞の状態を確認するためにも、定期的に眼科を受診することを心がけましょう。